主婦湿疹と漢方軟膏
今回は、漢方軟膏のご紹介です。
まず主婦湿疹の方の中で、比較的有名な「紫雲膏(しうんこう)」。
主成分はシコン・トウキ・ゴマ油・ミツロウ・豚脂などで、やけどや切り傷、あかぎれの治療では定評があります。かさかさの肌に潤いを与え、血流を良くして皮膚の再生を促します。従って保湿効果は高いのですが、かゆい湿疹の場合はかえってかゆみを増してしまうことも。乾燥した、かゆみのない状態の主婦湿疹に向いている軟膏です。
つぎに「太乙膏(たいつこう)」。
主成分はトウキ・ケイヒ・ダイオウ・シャクヤク・ジオウ・ゲンシン・ビャクシ・ゴマ油・ミツロウなどです。抗菌・鎮静作用に優れ、皮膚のコンディションを整えてくれるので、ただれてジクジクしている主婦湿疹に向いています。
また、「中黄膏(ちゅうおうこう)」という軟膏もあります。
主成分はオウバク・ウコン(オウレン)・ゴマ油・ミツロウ・豚脂などで、炎症によく効くそうです。主婦湿疹が赤く腫れて熱を持っていたり、かゆみが激しかったりする場合は、こちらの軟膏が合うようです。
残念ながら、紫雲膏については「かえってかゆくなった。かぶれた」という口コミも多く、使用感にはかなりの個人差があるようです。試してみたい方は、それぞれの軟膏の特色をよく踏まえたうえで、慎重にお使い下さいね。
特に湿潤型の主婦湿疹は、かゆい水泡→掻き潰してただれる→乾燥してヒリヒリ、といった具合に状態が移り変わりますから、それに応じて使い分けるのがおすすめです。